彼方からの手紙

 遥か6.000km以上離れた場所に居るヒマリさんの写真が手紙(E-mail)に添付されて届きました。心が弾みます。通信における時間と距離の問題が無くなってから約30年。時の経つのは早いものです。

 昭和53年(1978)に、カナダからの手紙という曲が流行しましたが、当時、海外とのやり取りは手紙(Air-mail)が主な手段で、時間の感覚も含め、その手間や苦労は現代とは比較にならないくらい異質なものでした。

 一日千秋の思いで心待ちにした手紙を開封する時の高揚感。このような心の機微は現代では失われてしまったのでしょうか。そうだとしても、世に変化あれど自分さえ変わらなければ何もかも昔のまま。私は利便性を享受しつつも心は昔のまま留まり続けます。

作成者: Az

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